母さんの下駄
2005年の11月、中村ブンさんという方にお会いしました。
俳優であり、フォーク歌手の方です。
いぜんは「柔道一直線」とか「ジャンボーグA」とか宇津井健さん主演の「たんぽぽ」シリーズに出演されていました。
歌手活動ではテレ朝で放映していた欽どこで歌われていた「思い出してください」イルカさんの「終恋」などを作詞された方です。
はじめて中村ブンさんの歌をきいて、涙を流したのは、長男がまだ一才になる前でしたから、11年前になります。
カーラジオから流れてきた「母さんの下駄」「雷おやじ」という曲を聴いて運転出来なくなりました。
涙で前が見えなくって。
歌を聴いて涙流したのは、はじめての経験でした。
以来、若旦那は中村ブンさんの大ファンです。
うちの子供らがお世話になっている小学校で、若旦那は男では珍しく「読み聞かせ」をしてますが、
この「母さんの下駄」を朗読したら、校長先生が涙目になっちゃいました。
ホントは歌で表現できればいいんですが、歌はうまくないし・・・・・・。
と言うわけで、舞台役者の私としては朗読したんですけど。
(お百姓さんで少林寺やって役者やってるのは日本中でたぶん俺だけだな・・・)
ブンさんは、小、中、高校などでコンサート活動をしているので、
いつかうちの地元にお呼びしてコンサートをしてもらいたい!
・・・・と思っていたところ、ブンさん本人からコンサートのお誘いが!
「都内の小学校でコンサートがあるんですけど、良かったら来ませんか?」 (いくいく、絶対いきます!)
電車乗り継いで2時間半かけて北千住まで行ってきました。
お土産にうちで取れた梨もって。
晩生の梨なのでデカイやつ。一個1キロクラスです。
「はじめまして、少林 寺生です。」(芸名&ハンドルネーム)
「ああ、どうも、中村ブンです。」(知ってますって!)
いやあ、感激でした。
私が持っていった梨も「わあ、でか!こんな大きな梨って初めて見ました。」って、喜んでくれたし。
いやあ、これだけでも来たかいがあるわい。
で、小学校のコンサートは大盛り上がり!
1.2年生の子がこんなに興奮してるなんて!すごいなあ、と思いました。
楽しいトークあり、歌あり、じ~んとさせる歌も。
父兄の人もいましたけど、「母さんの下駄」でやっぱり泣いてましたもんね。
控え室でもお茶入れていただいたり、おにぎりやらみかんいただいたりと、いろいろお気遣いいただきました。
いやあ、腰が低くていいかたです!
よーし、2006年は飯能に絶対呼ぶぞお、と思った帰り道でした。