以前からこのコラムでも言っていますが、若旦那は少林寺拳法をやってます。
私が所属している道場で数年前、こんな事がありました。

小学5年生の女の子が初段をとりました。
かなり小さい頃からから入門していた子ですが、5年生で黒帯とはなかなかすごいです。

彼女はよっぽど嬉しかったんでしょう、学校のみんなに
「少林寺拳法で初段になった」と友達に言ったそうです。

それからしばらくして、彼女が深刻な顔でこう言いました。
「クラスの男の子から手紙もらった」

そう聞いて「手紙~?ラブレターか?・・・最近の小学生はマセてる」
と思いましたが、違いました。
良く話を聞いてみると、それには果たし状と書かれていたそうです。

その内容は、「小学生の女が少林寺の黒帯のはずがない。
もしそれが本当だと言うならオレと闘え。○月○日の○時に体育館の裏に来い。
もし来なかったら、お前はウソつきの腰抜けだ」
・・・のような事が書いてあったそうです。

それを聞いて驚いた私は聞き返しました。
「ナニ?○月○日って、もう過ぎてるぞ?お前どうしたんだ?」

すると、「体育館の裏へ行って、その男の子と闘ってきた」と言います。

「それで?」

「その子の●ん●んを蹴った。男の子は泣いて逃げてった」

彼女は、「少林寺拳法をしている自分がケンカをしたので、少林寺的に悪い事した」
と思っていたのか、とても真面目な顔してそう言っていました。

私は真剣な顔しているその子に悪いので必死に笑うのをこらえてましたが、
「いや、よくやった。少林寺拳法は護身術なんだから、それでいいんだよ」
と、言っておきました。

逃げていった男の子にとって、とてもかっこ悪い話なので、
学校でその話が大きくならなかったようで、良かったですが。(いいのか?)

その後、その女の子は、女子二段の部で二年連続全国大会出場をはたしました。
現在少林寺拳法三段です。

彼女が高校生になって、うちの果樹園にアルバイトに来た事もありましたが、
その時、この「果たし状」の件を蒸し返すと、とても嫌がってました。 そりゃそうだ(笑)。

今年彼女は成人式を迎え、とても良い娘になってます。
あんなにちっちゃい頃から知ってる子なので、私からしたら、なんとなく姪っ子感覚なんですよね~。

なお、これから彼女に果たし状を出す際は、とても危険ですのでおやめください。

※この話は実話ですが、本人が載せて良いというので載せました。決して本人が載せたがっていたワケでもありませんが。